僕は家から逃げ出して 夜の丘を駆け上がった
青春の傷みを吐きだした 喉が壊れる位に
空に浮かぶ 月が鬱陶しくて
周りの土を 掘り返した
全てが埋もれるように

我武者羅になって 吠えた
遠くに響く僕の声も だんだんと鬱陶しくなって
自分の口から聞こえる声も 鬱陶しくなって
目から涙が絶えなかった

逃げ出した丘の上で 喉を引き裂いた
熱いものが皮膚を撫でる
引き裂いた喉を押さえた 何も出てこないように
苦しくならないように

逃げ出した丘の上で 喉を引き裂いた
声が出なくなった僕を感じた
何も考えられない そんな気分が気持よかった
迷う 僕が 一瞬 僕から居なくなった

我武者羅になって 吠えた
青春の傷みを 吐き出して

我武者羅になって 走った
風から僕は逃げた
人の声も 誰の声も 自分の声さえ届かないほど早く

我武者羅になって 吠えた
我武者羅になって 走った
迷う 僕が 一瞬 僕から居なくなった
そんな気分が 気持よかった

             2007.07.23

+MEMO+
ちょっと激しい系のが書きたくなりました。
ギターベースがいいですね!!!!!
          2007.09.04