机の上にある 誰かの本
窓から吹き込む風がぱらぱらとページをめくる
窓から差し込む光で本の輝きが増す
開いたページを覗く

和む絵とは裏腹に
ページの角には パラパラ漫画
かなりの超大作 初めのページに戻ってみる

白いワンピースの彼女 風に遊ばれる帽子
花束を抱えた男 彼女を奪っていく

不安が向けなら込み上げる 僕は駆けだした

机の上にある 誰かの本
窓から吹き込む風がぱらぱらとページをめくる
強く風がページをめくる
最後のページが姿を現す<ミセル>

机の上にある 彼女の本
窓から吹き込む風が強さを増す
窓から差し込む光で文字が浮き出す
大好きな彼女と僕の名前

             2006.?.?

+MEMO+
あるカップルの物語。(実際の人物とは関係なし)
机の上に置きっぱなしにしてあった彼女の本。
それをふと見た彼氏が、本の隅に描かれていたパラパラ漫画を見つける。
そこには女性が男性に奪われる物語。
自分の彼女が重なった――――。
そんなストーリー…。
脳内解決が多すぎたようで解読不能な人が多々、いたので
急遽…コレ書きました…。
まだまだ未熟だなぁ。
          2006.??.??